日本人は働き過ぎというイメージにとらわれすぎ
日本人は働き過ぎ。
多くの日本人は、日本人が働き過ぎというイメージを持たれていると考えていると思います。
でも本当に働き過ぎなんでしょうか。
働くとは
イコール労働ですね。
頭脳や体力などの何かしらの労働力を提供し、その対価として賃金をもらう。
これが働くことだと思います。
正社員だとうが自営業だろうがパートだろうが、みんな何かしらの労働力を雇い主(または顧客)に提供し、その対価をもらっています。
提供しているものの本質を知る
あなたが雇い主(または顧客)に提供しているものは何でしょうか。
特殊なスキルでしょうか。
それとも時間でしょうか。
お役所仕事なんて言葉が使われたりしますが、業務時間が決まっている(シフト制とか)仕事は、時間を提供していると考えることができます。
一方でIT関連の業種に多い裁量労働制(フレックス)は、スキル(技能)を提供していると考えることができます。
時間提供の場合は単純な労働力として拘束されているため、頭の中で何を考えていても自由です。
技能提供の場合は技能を提供しているため、結果を出すことができれば勤務時間は自由です。
このように、自身が提供しているものを把握することにより、自分という人間が100%拘束されているわけではないという心の余裕を持つことができます。
過労死がある現実
過労死するまで働かれた方の悪口を言うつもりは全くありません。
けれども、その方のことを立派だとは到底思えません。
命を掛けてまでやらないといけない仕事だったんでしょうか。
その人しかできない仕事だったんでしょうか。
日本人は往々にして真面目な人種だと思いますが、同時に融通が利かない人種でもあると考えます。
- いい意味で手を抜く。
- 6割の完成度で良しとする。
- 残りは明日がんばる。
そんな、自分で自分を追い込まないための心の抜け道を作るのが下手な気がします。
さいごに
考え方一つで楽な気持ちになったり、ズル休みをするための悪知恵を付けたり、そんなズル賢さが欠けているのではないでしょうか。
良い仕事や閃きは、余裕からしか生まれません。
「日本人は働き過ぎ」というイメージは、心に余裕をもつことができない人種という皮肉にも受け取れます。そんなイメージに日本人自身が甘えている現状では、イメージを払拭するのはまだまだ当分先になるかもしれません。
こちらの本もぜひどうぞ。